北杜市内の公営温泉
Publicly managed hot spring
このページで紹介している温泉施設は、北杜市営または山梨県営の施設となります。そのため、安全性を第一に考えた運用で、循環、加温はほとんどの施設で行われており、施設によっては加水も行われています。
それにより、誰でも入りやすいお湯となり、長湯もしやすいように調整されています。
ここでの評価紹介基準は、源泉での分析表の数字に加え、実際に入ってみての感覚を合わせたものを元としています。
それぞれをクリックすると泉質、特徴、選ぶポイントなどの詳細に遷移します。
※増富の湯は老朽化のため休館、健康ランド須玉は源泉が出なくなり現在沸かし湯に
なっているため記載しておりません。
今日の気分は?
目 的 別
大泉 泉温泉健康センター
地域の公営温泉の中でも評判の高い一湯。
ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉の、いわゆる“塩と重曹”のお湯です。
浴槽に入るとすぐに感じるのは、やわらかいヌルヌル感。
肌がすべすべになる感触が続き、湯上がりは体の芯からじんわり温まります。
塩の保温効果と重曹の肌あたりがちょうどよく、刺激は強くないのに「入った感」がしっかり残るのが特徴。
循環・加温・消毒はありますが加水はなし。
そのため、お湯の個性がきちんと感じられます。
派手さはありませんが、何度入り直しても納得できる安定感。
地元の人が「ここが一番」と言うのも頷ける温泉です。
こんな人向け
• 肌あたりのやわらかさを求める人
• じんわり温まりたい人
• 強すぎないけど温泉らしさを感じたい人
• 公営でもちゃんとした湯に入りたい人
◎ちょっと突っ込んだご紹介
ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉。
炭酸水素イオン約1000mg、ナトリウム豊富、加水なし。
浴感は明確な重曹由来の持続するヌル感。
最初だけでなく、入り直しても落ちないのは濃度が保たれている証拠。
塩化物は中程度ながら、加水なしのため皮膜感と保温性はしっかり残る。
遊離CO₂も適度に含み、入浴中から温まりを感じ、浴後はじんわり持続。
ごく僅かな硫黄様の気配が一瞬立つことがあるが、主役ではない。
見た目は透明ながら、わずかに霞む湯の表情とベージュ色の膜状析出物が、重曹泉らしい“生きた証”を見せる。
循環ありでも、濃度を守ればここまで牙は残る。
公営にしては、ではなく、純粋に完成度が高い一湯。
牙は隠していないが、吠えない。理性的な塩重曹泉。
こんな人向け
• 加水なしの公営湯を評価できる人
• 重曹の“続くヌル感”を楽しみたい人
• 強烈な硫黄より、バランス型が好きな人
• 冬終わりや春先にじんわり整えたい人
大泉 甲斐大泉温泉パノラマの湯
その名前の通り、露天風呂からは雄大な景色が広がる開放的な湯処です。
泉質は ナトリウム-炭酸水素塩泉。
いわゆる「重曹泉」で、肌の古い角質や皮脂を落としやすく、入ると最初に少しキシッとした感触があります。しばらくすると湯が肌に馴染み、やわらかな浴感に変わっていきます。
この湯の特徴は、重曹成分に加えて遊離二酸化炭素がやや含まれていること。浴槽の中を歩いた時などに、小さな泡がふっと現れて消えることがあります。強い炭酸泉ではありませんが、湯の中で静かに息づく“温泉らしさ”を感じられる場面です。
湯口や縁にはベージュから茶色の析出物が重なり、長く湧き続けてきた鉱物の痕跡も見られます。
浴後は塩化物を少し含む影響か、じんわりというより体の奥から温まるような熱感が残るのも印象的です。
景色とともに、穏やかながらも個性のある湯を楽しめる一湯です。
こんな人におすすめ
• 八ヶ岳の景色と温泉を気軽に楽しみたい人
• 重曹系のやさしい肌触りの湯が好きな人
• 公営温泉でも、少し温泉の個性を感じたい人
◎ちょっと突っ込んだご紹介
ナトリウム-炭酸水素塩泉(溶存物質約2.6 g/kg)。
重曹成分に加え 遊離二酸化炭素約200 mg/kg を含む、わずかに炭酸の気配を残すタイプの湯。
浴感はまずカルシウム・マグネシウム由来の軽いキシキシ感。その後、湯口付近では微かな滑りを感じることがある。肌を撫でても典型的な泡付きは出ないが、浴槽内を歩くと小さな泡がふっと立ち上がり、すぐに消える。溶け込んだ炭酸ガスが攪拌で離脱する、弱炭酸泉に見られる挙動だ。
湯口や縁にはベージュ〜茶色の析出物が層状に付着。炭酸水素イオンとカルシウムによる炭酸カルシウム系スケールが主体と思われ、露天では魚卵状の微粒析出も観察できる。
公営施設のため 加水・加温・循環・消毒が入るが、それでも
• キシキシしたミネラル感
• 炭酸の名残
• 芯に残る熱感
など、源泉の性格は完全には消えていない。
強烈な個性ではないが、条件によってはふと源泉の“牙”が顔を出すことのある湯である。
こんな人におすすめ
• 循環湯でも「源泉の痕跡」を探すのが好きな人
• 炭酸水素塩泉の浴感や析出を観察するのが好きな人
• 八ヶ岳周辺の温泉を地質や泉質の違いで楽しみたい人
高根 たかねの湯
公営施設らしい安心感のある、弱アルカリ性の単純温泉。
無色透明・無味無臭でクセがなく、どなたでも入りやすいお湯です。
成分はナトリウムと炭酸水素イオンが主体。いわゆる“重曹系”の性格を持ち、入浴中は手のひらや足の裏にやわらかなヌルッとした感触が現れます。湯上がりはさっぱりとした肌触りで、軽くリセットされたような爽快感。
循環・加温による安定運用ながら、源泉の骨格はしっかり感じられる一湯。日常使いにちょうどよい、穏やかな温泉です。
浴後の保湿は必要。
こんな人におすすめ
• 強い硫黄臭や刺激が苦手な人
• 家族連れや高齢の方と一緒に入りたい人
• さっぱり系の湯上がりが好きな人
• 温泉初心者で「まずは入りやすい湯」から試したい人
◎ちょっと突っ込んだご紹介
溶存物質総量0.78g/kgの低張性弱アルカリ性単純温泉。
分類は単純泉ながら、実質はナトリウム‐炭酸水素型の軽重曹系。陽イオンの大半をナトリウムが占め、陰イオンはほぼ炭酸水素が支配するという、明確な構成を持つ。
循環・加温運用で野性味は抑えられているが、それでも手掌や足裏にアルカリ由来のヌル感が出る。炭酸水素の洗浄作用により皮脂は落ちやすく、浴後はさっぱりとした質感。保湿の持続は穏やかで、顔の軽い突っ張りに“本来の素顔”が垣間見える。
万人受けの優等生仕様に整えられているが、分析表を読むと確かな重曹泉の骨格が見える一湯。
こんな人に刺さる
• 分析表を読みながら入るのが楽しい人
• 「単純泉」の中に隠れた性格を探したい人
• 源泉のポテンシャルを想像しながら湯に浸かるのが好きな人
• 強烈さよりも“構造美”を味わうタイプの温泉好き
高根 清里天然温泉(丘の公園)
お湯は ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉。
重曹成分(炭酸水素イオン)が多く含まれているため、湯口付近では肌が少しヌルっとする感触があります。さらに弱い炭酸成分も含まれているため、タイミングによっては細かな泡が肌につくこともあります。
無色透明で香りはほとんどありませんが、口に含むとわずかに酸味や金属のような味が感じられます。これは炭酸や微量の鉄分によるもの。
露天風呂では循環・消毒が行われていますが、内湯は新しいお湯が注がれ続ける形で利用されており、湯口付近では源泉の個性を感じやすいのが魅力です。
炭酸水素塩泉は皮脂をやさしく落とす作用があるため、入浴後は肌がさっぱりする感触。
塩化物成分も少し含まれているため、入浴中は体がよく温まります。
派手さのある温泉ではありませんが、加水していない源泉本来の個性を感じられるお湯として、地元でも評価の高い温泉です。
【こんな人におすすめ】
・温泉の「新しいお湯」を感じたい人
・湯口近くで泡付きなど温泉の変化を楽しみたい人
・ヌルっとした重曹泉が好きな人
・清里観光の途中に温泉でさっぱりしたい人
◎ちょっと突っ込んだご紹介
泉質は ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉。
溶存物質量は約3000mg/kgで、重曹(炭酸水素イオン)が1200mg以上と多く、弱アルカリ性の重曹泉タイプの温泉です。
湯口付近では重曹泉特有のヌルっとした感触があり、さらに遊離二酸化炭素も100mg程度含まれるため、条件が合うと細かな泡付きが見られることがあります。源泉温度は約47℃とやや高めのため炭酸は抜けやすく、泡は湯口付近でのみ感じられることが多いタイプです。
塩化物イオンは約200mgとそれほど多くはありませんが、炭酸水素イオンとの組み合わせでやや柔らかい浴感になります。入浴後は重曹泉らしいさっぱりした感触があり、顔などはやや引き締まるような肌感が残ります。
浴槽周辺には炭酸カルシウム由来のクリーム色の析出や、鉄分の酸化による赤茶色の付着が見られることがあり、炭酸水素塩泉らしい変化も観察できます。
露天風呂は循環・消毒が行われているため浴感は比較的穏やかですが、内湯は新しい湯が注がれる形で利用されており、源泉の個性を感じるなら湯口周辺がおすすめです。
派手な特徴ではないものの、加水なしの重曹泉に弱炭酸の要素が重なった八ヶ岳南麓らしい温泉と言えるでしょう。
【こんな人におすすめ】
・重曹泉のヌル感が好きな人
・炭酸の微泡など源泉の変化を観察したい人
・加水していない温泉を楽しみたい人
・清里周辺で個性のある温泉を探している人
白州 むかわの湯
ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉のやさしいお湯は、クセが少なく長湯しやすいのが特徴です。
ぬるめの湯にゆっくり浸かっていると、湯口付近では炭酸水のようにお湯が弾け、小さな泡が肌につくことも。
強いぬめりや香りはありませんが、湯上がりはすべすべとした肌触りに整います。
「いかにも温泉らしい派手さ」はないものの、気づけば長く入っていたくなる不思議な心地よさ。
のぼせにくく、体をゆっくり休めたい方や、日常使いできる温泉を探している方におすすめです。
派手さはない。でも、なぜかまた入りたくなる、そんな温泉です。
◎ちょっと突っ込んだご紹介
フォッサマグナ直上、非火山性の断層帯から湧出するナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(低張性・弱アルカリ性)。
成分的には塩化物泉としての骨格を持ちながら、炭酸水素が主導権を握る“バランス型”。
加水なし・循環加温消毒あり。湯口では遊離炭酸ガスが抜け、局所的な泡付きが確認できるが、浴槽全体では持続しない。
メタケイ酸は控えめでアルカリ的なヌルヌル感は出ず、炭酸水素による軽い洗浄感と、塩化物による穏やかな保護が拮抗する。
その結果、湯上がりは「整う」が、「温め切る」タイプではない。
いわゆる塩化物泉の強い保温や、アルカリ泉の明確な肌触りを期待すると肩透かしを食らう。
しかしこれは欠点ではなく、むしろ設計としての完成形。
長湯しても疲れず、毎日入っても飽きない――いわば“日常に最適化された温泉”。
刺激や分かりやすさではなく、成分のバランスと地質的背景を静かに楽しめる人にこそ刺さる一湯。
効かせないことで成立している、完成された日常泉。
白州 尾白の湯
南アルプスの麓、名水の里・白州にある温泉施設。
広々とした内湯と、自然に囲まれた露天風呂が楽しめる。
泉質はナトリウムー塩化物強塩泉。
内湯は白州の地下水で薄められたやわらかな湯で、クセが少なく入りやすい。
一方、露天の「赤湯」はこの施設の真骨頂。茶褐色に濁った湯は驚くほどしょっぱく、肌にピリッとくる力強さがある。
湯上がりはドカンと熱くなるというより、じんわりと芯から温まる感覚が長く続くタイプ。
レジャー帰りに気軽に立ち寄れる一方で、じっくり味わえば温泉の奥深さもしっかり感じられる。
にぎやかな雰囲気の中にも、本気の湯が隠れている一湯。
◎ まずはこんな人に
• 白州や南アルプス観光・キャンプ帰りに立ち寄りたい人
• 家族で安心して入れる温泉を探している人
• 強すぎない温泉から始めたい人
内湯はクセが少なく入りやすいので、レジャーの締めにも使いやすい。
◎ そして、できれば“赤湯”へ
• ただのお風呂では物足りなくなってきた人
• しょっぱい温泉って何?と気になる人
• 色・匂い・肌感まで体験したい人
• 温泉の「個性」に目覚めかけている人
◎ちょっと突っ込んだご紹介
溶存物質量約25g/kgの高張・ナトリウム-塩化物泉を有する実力派。
内湯は地下水で約1:9に希釈されており、体感は比較的穏やか。軽いギシ感はあるが大きな個性は出にくい。
しかし露天の「赤湯」は別格。
鉄を含んだ褐色の湯は、圧倒的な塩味と軽い皮膚刺激が印象的。髭剃り跡に沁みるレベルの塩分濃度は、深部起源の塩水型らしい迫力を感じさせる。岩肌には錆色の沈着や蜂の巣状の析出が見られ、湯の“動き”も観察対象として面白い。
入浴中の爆発的な火照りはないが、湯上がりはじんわりと持続する保温感。
血流を一気に上げるタイプではなく、塩の皮膜で冷めにくくする重厚型。
観察し、味わい、比較したくなる湯。
レジャー施設の中にありながら、温泉好きこそ試す価値のある一浴である。
◎ 刺さる人
• 高張泉や濃い塩化物泉が好きな人
• “しょっぱさ”を体感で確かめたい人
• 湯口や析出物を観察するのが好きな人
• フォッサマグナ系の深部塩水にロマンを感じる人
• ドカン型より、じんわり持続型の保温を評価する人
△ 向かないかも
• ヌルヌル系アルカリ美肌湯を求める人
• 強い硫黄臭を期待する人
• 無色透明でクセのない湯が好きな人
赤湯は見た目だけでなく、味覚・皮膚感覚まで訴えてくる湯。
派手さより“濃さ”を評価できる人にこそ響く一浴。
白州 塩沢温泉フォッサマグナの湯
日本列島を東西に分ける大地の溝「フォッサマグナ」の上に湧く施設。
安全性を重視した加水・循環・加温の運用ながら、浴場に入るとほんのりと硫黄の香りが漂い、温泉らしさを感じさせてくれる。
内湯は約42℃に調整され、入りやすい温度。
ヌルヌル感は少なく、さっぱりとした肌触りで、湯上がりは肌がキュッと引き締まるような感覚がある。
露天風呂は内湯よりややぬるめで、構造の影響もあり硫黄の香りがより感じられる。
浴後は強いポカポカ感こそないものの、じんわりとした温かさが残り、日常使いにも向いた優しい湯。
さっぱりと汗を流したい人や、クセの少ない温泉を好む人におすすめの一湯だ。
「しっとり癒やされる湯」ではなく、一度リセットして、肌を素に戻す湯。
源泉に触れると、後から硫黄を感じることも
◎ちょっと突っ込んだご紹介
フォッサマグナ帯直上に湧く、市営運営の含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉。
pH9.8〜10.0のアルカリ性を示すが、メタケイ酸は控えめで、炭酸水素成分もほぼ含まれないため、体感は意外にもヌルヌルせず、むしろギシッとした洗い上がり。
カルシウムが比較的多く、角質への作用がはっきりしており、特に足裏や踵で「落とし感」を感じやすいタイプ。
硫黄は硫化水素由来で、浴槽では微香、湯口付近ではよりはっきりと確認できる。
循環・加温の影響で主張は穏やかだが、露天では硫黄感がやや強まる。
塩化物成分はあるものの、加水運用のため保温力は控えめ。
湯上がりは軽いつっぱり感とともに、遅れてじんわりとした温かさが戻ってくる。
アルカリ性=ヌルヌルという先入観を良い意味で裏切る、
「削る力が前に出た、さっぱり系フォッサマグナ温泉」。
美肌目的というより、リセット湯・角質ケア湯として評価したい一湯。
○この温泉が向いている人
• ヌルヌルしない、さっぱり系の湯が好きな人
アルカリ性だが肌触りはギシッとしたタイプ。湯上がりの軽さを重視する人向け。
• 足裏や踵の角質落ち感を感じたい人
カルシウムとアルカリの作用で、特に末端部の「削れる感じ」が出やすい。
• 硫黄泉が好きだけど、強すぎる匂いは苦手な人
ほんのり硫黄香。刺激が穏やかで入りやすい。
• 日常使い・地元湯として何度も入りたい人
市営運用でクセが抑えられており、長湯や頻回入浴に向く。
• 温泉後に重だるさを残したくない人
塩化物泉ながら皮膜感は控えめで、湯上がりは軽快。
○この温泉が合わないかもしれない人
• アルカリ泉=ヌルヌルを期待している人
数値ほどの滑らかさはなく、むしろ対極の体感。
• ガツンとした保温力や強烈なポカポカ感を求める人
塩化物成分はあるが、加水運用のため持続力は穏やか。
• 泡付きや炭酸泉のような体感を期待する人
弾け感はあるが、成分由来の泡付きはない。
• 硫黄の主張が強い“ザ・硫黄泉”を求める人
万座や草津のような濃厚系とは別物。
小淵沢 延命の湯(スパティオ小淵沢)
八ヶ岳南麓・小淵沢にある日帰り温泉。
泉質はナトリウム−塩化物・炭酸水素塩・硫酸塩泉。
茶色く透き通った「コーラ色」のお湯が特徴で、地下から湧いた鉄分を含む源泉が空気に触れることでこの色になります。
湯ざわりは最初にややなめらかさを感じ、その後さっぱりとした浴感へ変化。
クセの強すぎないバランスのよい泉質で、ゆったりと長湯を楽しめます。
浴槽では透明な源泉と循環湯が合流しており、落ちたあとにふわりと浮かぶ小さな泡が見えることも。地下水に含まれる炭酸ガスの影響を感じさせる瞬間です。
派手さよりも穏やかさ。
八ヶ岳の自然の中で、気軽に温泉時間を楽しめる一湯です。
どんな人向け
• 温泉にゆっくり浸かりたい人
• 刺激の強すぎないお湯が好きな人
• 八ヶ岳観光や登山帰りの立ち寄り湯
• 温泉初心者
◎ちょっと突っ込んだご紹介
小淵沢に湧く、鉄・重曹・硫酸塩・炭酸がバランスよく混ざる混合型の温泉。
分析表を見ると成分は意外なほど多彩だが、浴感は比較的穏やかという「優等生タイプ」の湯。
源泉は無色透明だが、浴槽では鉄分の酸化によって茶色の透明湯へと変化。
湯口では源泉と循環湯が合流し、落湯後に数秒漂う泡が見られることがあり、わずかな遊離二酸化炭素の存在も感じられる。
入浴すると最初に軽いヌル感があり、その後ややきしむような感触へ。
強いアルカリ感や塩化物泉特有の膜感は目立たず、各成分が突出せずに混ざり合う「混合泉らしい丸さ」が特徴。
分析表の豪華さと体感の穏やかさのギャップも含めて、地質の交差点の湯といえる一湯。
どんな人向け
• 成分バランス型の温泉を観察したい人
• 鉄泉の色変化を見るのが好きな人
• 八ヶ岳周辺の温泉を比較している人
• 強烈な個性よりも“地味に面白い湯”を探している人
明野 クララの湯(明野ふるさと太陽館)
南アルプスと富士山を望む、眺望の良い施設。
泉質はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉で、アルカリ性のやさしいお湯です。
無色透明・無臭でクセがなく、どなたでも入りやすいのが特徴。
強い刺激や個性的な香りはありませんが、その分ゆったりと長湯ができます。
肌あたりは比較的さっぱりとしており、入浴後はすっきりとした軽さが残ります。
温泉らしい力強さを求めるというよりも、景色とともに穏やかな時間を楽しむタイプの湯。
観光の合間やドライブ途中の立ち寄り湯として、安心して利用できる一湯です。
◎ちょっと突っ込んだご紹介
南アルプスと富士山を望む、開放感のある公営温泉。
泉質はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉。成分構成だけ見れば、塩の保温性と炭酸水素のやわらかさをあわせ持つ、バランス型の湯だ。
実際の浴感は無色透明・無臭で、全体に穏やか。
アルカリ由来の軽い肌あたりはあるものの、クセや主張は控えめで、どなたでも入りやすい仕上がりになっている。
湯口周辺には炭酸水素由来と思われる沈殿も見られ、源泉の個性は確かに存在する。ただ、その表情はやや整えられた印象で、野趣や力強さを前面に出すタイプではない。
温泉の個性を前面に感じるというよりは、景色とともに快適に過ごすための一湯。
強い温泉らしさを求める日よりも、安心して体を休めたい日に向く施設といえる。
穏やかに整えたい日に向く温泉だろう。











